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NOTHING IS EVERYTHING

平成28年1月、家族3人で明日香村に移住。自然に囲まれ自由に楽しく、人間活動中。

塩浴、と小さなお手々事件

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ブログやnoteで何度か書いたが、自分は30歳を過ぎた辺りから肌の調子が悪くなった。

 

とにかく乾燥し、痒くて湿疹が出る。特に顔は酷かった。夏場、汗をかこうものならとんでもない痒さに襲われ、我慢できず掻きむしって腫れてエラい事になる。

 

今まで一緒に風呂に入った事のある、あらゆる男友達に「男にそんな事は必要ない。モデル気取りか?てめーらわ」と馬鹿にしていた入浴後の美容液・保湿クリームも、隠れて散々試したが効果はなかった。むしろソレらが沁みて痛く、余計に悪化した。

 

そして試行錯誤を繰り返し、行き着いたのが「塩浴」というものだった。

 

塩浴を簡単に説明すると、限界まで濃度を上げた飽和食塩水を作り、入浴時それのみで全身を洗い、塩の浸透圧により身体の汚れを落とすと言うもの。シャンプー・ボディーソープ等洗剤は不要、しかし髪はツヤツヤサラサラ、嫌な匂いもせず、排水も塩とお湯のみなので環境にも良い、と良い事づくめだった。

 

塩浴を初めて数週間、自分には合っていたのか肌の調子が見違える程良くなってきていた。

 

正直嬉しかった。

 

1年以上悩ませれ続けた不調が塩により改善・・・。「塩」はすごいな!と本気で思った。

 

そして実際塩はすごい。人間にとって水と塩は必要不可欠。塩についても色々勉強し、いわゆる「良い塩」を求めるようになった。

 

同じ様に肌の弱い息子にも、少し薄めの塩浴をさせたり、良い塩を食べさせた。

 

子供は不思議なもので、自分に必要な分の塩分をちゃんと分かっていて欲しがるらしく、また摂りすぎたとしても良い塩ならば余計な分は自然と排出されるそうだ。なのでうちでは息子が「塩食べる」と塩をつまんで舐めていても、ある程度は何も言わず舐めさせていた。しかし余計と思われるまで息子は欲しがったので、「もう終わりやで」と辞めさせるのもまた、日常だった。

 

毎日、自分が息子と一緒に塩浴風呂に入るのが日課。

 

自分の場合の塩浴の手順は、まず掛け湯をし、湯船で10分程温もる。そしてじんわり汗を搔いてきたかなという頃に息子登場。同じ様に掛け湯をさせ、湯船にドボン。息子が湯船でおもちゃ等で遊んでいる間にペットボトルに作ってある飽和食塩水で10分程全身を洗う。その後息子の身体も洗いつつ、2.3分また湯船に浸かり、最後は冷水を浴びて終了。のパターンだった。

 

しかしある時、塩浴を実践中の方のブログを見ていると、「湯船の中で塩水を使うと湯船のお湯に塩水が混ざる事になり、それが自然とバスソルトとなり、さらに良いですよ」と言う記事を発見し、なるほど!とそれまで湯船の外で行っていた塩浴を湯船の中で行うようになった。

 

そして数週間。事件は起きた。

 

その日もいつも通りの塩浴中、ふと気づいた事があった。

 

自分は視力が悪くコンタクトレンズを装着しているので、頭から塩水をかぶる間は目が開けられない。息子もそれは分かっていた様に思う。

 

そしてそんな自分が頭から塩水をかぶっている間だけ、それまでおもちゃでキャッキャと遊んでいる息子の声や遊んでいる音がピタっと止まるのだ。しかし塩水をシャワーで流した後顔を拭き、パッと目を開けると別に息子に変わった様子は無い。そしてそれは毎日同じだった。

 

 

「・・・なんや?・・・何をしているんや?」

 

 

どうしても確認したかった自分は、ある日決行に出る。

 

 

いつも通り遊んでいる息子の横で頭から塩水をかぶる。

 

 

しばらくして遊んでいる音が止まる。

 

 

今や!っと無理やり目をこじ開け、カッと下を向く!

 

 

次の瞬間!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウワっっっ!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実は想像の遥か上を逝っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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なんと息子はこの上目遣い(この画像は本人)にニヤリと笑みを浮かべながら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の頭から身体へ流れ、そしてナニ(息子1)の先端から滴る塩水を、息子(息子2)がその小さなお手々で器用にすくいながら静かにぺろぺろと舐め、飲んでいた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アカ―――――――――――ン!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咄嗟の事に動揺してしまい、うかつにも思いっきり息子2のお手々を薙ぎ払ってしまった。痛かったのと驚きで息子2はもちろんワーっと大泣き。

 

しかしこちらとしてもどうしようも無い・・・。

 

「塩を欲しがっていたとは言え、こんな事が数週間も続いていたとは・・・」

 

「吐かせた方がいいのか・・・?」

 

「否、時すでに遅し」

 

大泣きする幼児と、塩水の入ったペットボトルを握りしめ、どうする事も出来ない全裸のおっさんが小さな浴室に唯々、佇んでいる・・・。

 

「俺が悪いのか・・・?否・・・」

 

そのまま5.6分は経っただろうか・・・。鈍感な嫁はその異様な状況に気づく事も無く、リビングで寝転がりTVを観て、笑い声をあげている。

 

ふと我に返り、急いで泣きじゃくる息子2を湯船から上げ、タオルで身体を拭こうとするも、

 

「かぁかーーー!」

 

廊下をベタベタにし、息子2は母親のもとへダッシュ。

 

 

「はぁ・・・」

 

 

息子2用のあんぱんまんのタオルで自分の身体を拭き、

 

 

 

 

 

全裸のまま廊下を拭き、

 

 

 

 

 

風呂に戻り、浮いているおもちゃのトーマスとパーシーを見つめながら、

 

 

 

 

 

静かに湯船の栓を抜いた。

 

 

 

 

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